Asobi Bass School

ベース講師によるベーシストのための情報

2020年現役プレイヤーが実際に使ってお勧めするベース弦

 

こんにちは。

ベーシストのたかと(@tttt1202)です。

本日はサウンドやプレイに大きく影響する

ベース弦お話です。

 

弦の素材や、太さ(ゲージ)、メーカー、構造により
今お持ちのベースのサウンドや弾き心地は劇的に変化します!
自分に合った『弦』とは何なのか?その疑問の解決に少しでもお役に立てるよう
弦選びに重要なポイントを絞ってレクチャーしていきたいと思います。                         

 

 

太さ(ゲージ)について

ベース弦は、太さによってテンション感が異なり弾き心地も変わるため、太さの選択は重要です。弦の太さはインチで表示されており、「45」また「045」などと表記されています。1弦から純に45・65・85・105インチがセットになっているのが、もっともポピュラーなレギュラーゲージです。

 

サウンドは太くなるほど

中低域が多めの重くなり、

細くなると

高域の際立ったギラついた音になります。

初心者であればまずはレギュラーゲージを試した後、テンション具合や弾きやすさ、サウンドを確認してから太い弦、細い弦と自分に合った太さを見つけるのがおすすめです。

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スケールについて

スケールとは、

ナットからブリッジサドルまでの長さ。

使用しているベースによってスケールは異なり、適合した弦を選択しないと張れない場合もあるため注意が必要です。ベースのスケールには4種類あり、もっとも一般的なのが

ロングスケール

ジャズベースやプレシジョンベースに多く使用されます。

他弦ベースに採用されているのが「スーパーロングスケール」です。SGシェイプなどのギブソン系ベースに多いのが「ミディアムスケール」。女性や子供にも弾きやすい、ムスタングベースなど小さめのベースに採用されるのが「ショートスケール」です。

 

材質について

 

ニッケル弦

ニッケルはベース弦の素材としては

最もポピュラーです。
多くのベースメーカーが出荷時の標準弦としています。
弾き心地がなめらかで中音域が出やすいのが特徴です。迷ったらニッケルの弦を買えば問題ないです。

今回はニッケル弦を

中心にレビューして行きます。

 

ステンレス弦

ステンレス弦はニッケルに比べると少ないですが、人気のある素材の一つです。
硬い素材でサビにも強くなります。また弾き心地が少し硬くザラザラする感じです。
サウンドは高音域がギラギラする印象で

スラップ時のバキっと感が特徴的です。

 

 コーティング弦

通常のベース弦は金属で出来ているため、弾いているとだんだんサビていきます…
コーティング弦はサビを防ぐために弦の表面に特殊なコーティングをして弦の寿命を伸ばしているのです。

通常の弦に比べて

約2~3倍ほど長持ちします。
しかしコーティングをしている分、値段が高くなってしまうというデメリットもあります。

と言うことでさっそく

弦を紹介していきます!!!

 

 

ダダリオ(D’Addario) ベース弦 ニッケル

Long Scale 045-100 EXL170

 

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定番ベース弦!

工場出荷時にも張らていることが多く

メーカーも推奨しています。
弦の張りがちょうどよく音の輪郭がはっきりしている感じです。

この弦を張っていると安心感があります。

とりあえず何を張ったらいいかわからないって方はこれ!

エレキベースといえば?フェンダー!と同じくらいベターです。
この弦を中心に他の弦のレビューしていきます。

 

 

R COCO RC4N

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クオリティーの高いエリート弦

 古き良き伝統を守り、職人によるハンドメイドという製法を崩さずにイタリアにて高品位な弦を製造し続けるのが世界で最も高名なストリングメーカーの1つ、リチャードココ。他の一般的な弦に比べて全ての要素において、まるで1つ上のレベルにあるような、自分のベースが上質なものになったような感覚を覚えるほどに上質です。滑らかな質感でサウンドはスムース、持続性も高く、純粋なクオリティのみでいえば最高峰の弦の1つであると言えます。

 

僕もかれこれ7年近く愛用してますが、

安定して良いサウンドです。

格弦のバランスがよくベース本来のサウンドを艶っぽく飛ばしてくれます。

寿命も割と長く言うことなしのおすすめ弦です。

 

R.Cocco リチャードココ ベース弦 RC4F N (ニッケル .045-.100)

Elixir  NANOWEB 

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コーティング弦による圧倒的な

寿命の長さ

独自のコーティングを施すことによって弦の汚れやサビを防ぐことが可能になり、

ニッケル弦よりも

2〜3倍ほどの寿命を実現しています。

滑らかな触り心地が特徴的で、長い時間ベースを弾き続けるスタジオミュージシャンやセッションミュージシャンに大きく評価されています。

弦自体の価格は他の弦よりも高いですが

トータルで見た

コストパフォーマンス

どの弦よりも優れています。

サウンドなクリアーで透き通ったイメージ。

ローをドシッと出すという方には向いていません。

 

 

Elixir エリクサー ベース弦 NANOWEB ニッケル Long Scale Light/Medium .045-.105#14077 【国内正規品】
ELIXIR(エリクサー)
売り上げランキング: 1,708
 
 
 

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高いテンション感とブライトなトーンから生まれる

元気のいいパキッとしたサウンド

 

自社工場で丁寧に製作されるghs弦。

このモデルは巻線に独自の“ダイナマイト・アロイ合金”を採用したニッケル・メッキ巻線を使っており、明瞭でサステインが長いトーンが特徴。

力強くパリッとしていて

テンションも高いので

スラップを多用する

プレイヤーにおすすめです。

 
ghs エレキベース弦 BASS BOOMERS/ベースブーマーズ ミディアム 45-105 M3045X
 
 

SIT POWER WOUND NR45105L

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特殊な加工による

チューニングの安定性

やはりプレイしていくとチューニングがズレてしまうことも多いのでこれは安心ですね。

ボール・エンド部にすべりを防止し、チューニングを安定させる加工が施してあり、それがSITの名の由来になっています。六角芯線を採用したニッケル弦で、米国オハイオ州でハンドクラフトによって製作されているそうです。

サウンド的にはローがモワッと出てハイミットからハイのあたりに癖があり、

ハマる人はハマる弦です

テンションは一番高く弦高も少し上がったように感じてしまうのでセッティングの変更も視野に入れたほうが良いかもしれません。

 

好みの弦は見つかりましたか?

弦はサウンドやプレイングに大きく影響しますので是非色々試して見てください。